みなさん、こんにちは!
みらい接骨院・整体院の森本です!
今年は梅雨入りも早く、すでに体調に影響が出ている方も多くみられるため、天気が悪くなる(気圧が下がる)ことが身体にどのような影響を与えるのかについてお伝えしていきます。
天気予報でよく「低気圧」「高気圧」という言葉を耳にすると思います。
この『気圧』の変化が身体だるさや偏頭痛、古傷の痛みなどに繋がるのですが、身体にどのような影響があるのか見ていきましょう!
気圧は≪hPa(ヘクトパスカル)≫と表記されますが、簡単に説明すると“空気の重さ”のことです。
この“空気の重さ”は1hPaが約10㎏となり、地上で気圧を測ると約1,000hPaなので10,000kg。
つまり私たちは、約10tの空気を普段から背負っていることになります。
この“空気の重さ”で潰れてしまわないのは、体内を満たしている空気や体液が体内から体外に向けて同じ力で押し返しているからです。
これは風船やペットボトルなども同じで、空気を入れて丸く膨らむ風船、液体を入れて形を保つペットボトルも空気や液体がなくなる(真空状態になる)と潰れてしまいます。
逆に、空気や液体が入ったものが気圧の低いところに行くと膨張します。
これは飛行機に乗って上空に上がると、お菓子の袋が膨らむ現象と同じで人の身体にも起こります。
近日の尾鷲周辺の気圧を見てみると
5/25:1004hPa = 約10,040kg
5/26:1010hPa = 約10,100kg
5/27: 998hPa = 約9,980kg となっており、
25-26の間に約60kg、26-27の間に約120kgの“空気の重さ”の差ができており、身体に影響を引き起こす原因となります。
低気圧が近づくと“空気の重さ”が軽くなり、気圧に比べて体内の圧力が高くなるため、体内では血管や細胞内の水分が細胞外に押し出され浮腫みを生じ、【気象病】といわれる症状を引き起こします。
低気圧・高気圧には明確な値はなく、周りより低ければ「低気圧」、周りより高ければ「高気圧」となるため、1000hPa以上の低気圧や1000hPa以下の高気圧もあります。
症状が出やすい方はこの周りとの気圧の差を注意してみると、早めの対策が出来るかと思います。
等圧線の間隔が狭いと気圧の差は激しくなり、間隔が広いと気圧の差は緩やかになりますので、ぜひ天気予報と合わせてチェックしてみてください!
この時期には気温の変化や湿度の変化も大きく関係し、気圧と合わせて【気象病】を引き起こす要因となります。
気温や湿度については、次回以降でお伝えしていきます!
健康体操の動画
https://youtu.be/nM1lBM5B6jY
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