マスクによる呼吸の変化

みなさん、こんにちは!

みらい接骨院・整体院の森本です!


今回は、鼻呼吸から口呼吸になった場合のデメリットと呼吸方法の改善についてお伝えしていきます。

新型コロナウイルスの感染予防にマスクは必須となっていますが、マスクによる息苦しさは口呼吸の原因となることもあります。

今は日常生活に欠かせないマスクですが、身体を守るためにも「マスク下で口呼吸になっていないか」「日常生活も口呼吸が癖になっていないか」に気を付けることが大切になります。


≪口呼吸のデメリット≫

1. ウイルスや細菌、埃や花粉などが体内に侵入しやすくなる。

2. 唾液が減少し、口腔内が乾燥する。

3. 呼吸が浅くなり、低酸素状態になりやすい。

4. 舌の筋力が衰え、顎がたるむ。


なぜ口呼吸になると、このようなデメリットが生まれるのか?

 鼻毛はフィルターの役割を持っており、ウイルスや細菌、埃や花粉などの異物の侵入を防いだり、身体が乾燥したりしないために吸気の湿度を保つ役割をしています。また、口腔内の乾燥はウイルスや細菌が繁殖しやすい環境となり、風邪や肺炎、口臭の原因となります。


 鼻呼吸と口呼吸は、呼吸の仕方にも違いが出てきます。鼻呼吸ではよく聞く腹式呼吸となり、口呼吸では胸式呼吸となります。実際に試してみても膨らみ方が全く違います!!

【口呼吸+胸式呼吸】では、呼吸が浅くなり、交感神経が優位に働き心身ともに興奮状態となります。さらに、胸式呼吸では肩に力が入りやすく、普段から胸式呼吸をしていると肩こりや首こりなどの症状や、興奮状態が続くことで心身へのストレスが溜まり、倦怠感や疲労感が抜けなくなります。また、横隔膜が機能せず、胃下垂や便秘などの症状も起こります。

【鼻呼吸+腹式呼吸】では、呼吸が深くなり、副交感神経が優位に働き心身ともにリラックスできます。さらに横隔膜も働くため、内臓がストレッチされ正常に働くようになります。


 みなさんは口を閉じた時に、舌の位置はどこにありますか?

① 上顎に当たっていて、上の前歯に舌先が触れている。

② 上顎に当たらず、上の前歯に舌先が触れている。

③ 上の前歯と下の前歯の間に舌先が触れている。

④ 下顎に当たらず、下の前歯に舌先が触れている。

⑤ どこにも触れていない。


舌の位置によって、舌の筋力が衰えているかどうかがわかります。


舌の正しい位置は➀になります。

特に舌が上顎に触れていることがとても大切で、前歯には触れるか触れないか程度でOKです!

舌が上顎に触れていない場合は筋力の低下がみられます。

舌の筋力が衰えてくると、活舌が悪くなったり、顎の下がたるんできたりします。

鼻呼吸は舌を上顎に付けた状態で行えますが、口呼吸では舌を上顎から離して出ないと行うことが出来ません。

口呼吸が多くなると、舌が上顎から離れた状態が続いてしまい、舌の筋力が低下していきます。

普段から舌表面を上顎に当て、上の前歯に舌先が触れる状態を意識しましょう!

口呼吸は鼻呼吸に比べて楽にできてしまうため、一度癖がつくとなかなか改善できなくなります。


コロナ渦において、マスクの着用は必須となっていますが、免疫を低下させてしまうと元も子もないため、マスクを常用する中でも口呼吸にならないように、口呼吸が癖づいてしまわないように、鼻呼吸を意識して生活していきましょう!



健康体操の動画

https://youtu.be/nM1lBM5B6jY

みらい接骨院・整体院

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