みなさん、こんにちは!
みらい接骨院・整体院の森本です!
今回は、腕をよく使うスポーツや仕事で起こりやすい肩の障害について、お伝えしていきます。
肩の傷害は、痛みの出る部位や損傷の仕方によって、症状が大きく異なります。
また、可動域の大きな関節のため、早い段階から治療を始めなければ、痛みが落ち着くまでやスポーツ復帰するまでに、長期間必要となってしまうため、注意が必要になります。
野球のスローイング、テニスやバトミントン・バレーのサーブやスマッシュ、水泳のクロールやバタフライなど、腕を大きく回したり、振ったりする動作を繰り返すスポーツによって起こります。
≪腱板損傷・インピンジメント症候群≫
肩のインナーマッスルの損傷や機能低下により起こる、痛みや可動域制限で、子どもから大人まで多くの年代でみられます。
軽度のものでは、投球時などの腕を振る動作での違和感程度になりますが、症状がひどい場合には腕が肩の高さまで上がらないことや、寝返りでの痛みなども起こります。
≪リトルリーグ肩(リトルリーガーズショルダー)≫
小学生~中学生の成長期にみられる成長障害で、上腕骨の骨端線(成長線)に起こります。
初期は、投球時などの腕を振る動作で肩の外側に痛みが出る程度ですが、悪化するとバットを振ったり、テニスのフォアハンドやバックハンドでラケットを振ったりで痛みが出るようになり、さらにひどくなることで物を持ったりするだけでも痛みが出るようになります。
無理をして続けていると、骨端線部で骨が剥がれたり、ずれたりすることもあり、腕の成長を妨げたり、変形して成長してしまうため、しっかりと治す必要があります。
スポーツ復帰には、初期では1~3ヶ月ですが、ひどい場合には6ヶ月以上かかる場合もあります。
≪上腕二頭筋長頭腱炎≫
上腕二頭筋(力こぶの筋肉)の腱が肩の骨と擦れて、炎症を起こすことで痛みが出るようになります。
腕を上げる際に、肩の前側に痛みを感じるもので、肩の構造上、腕を上げる際にストレスがかかりやすいため、腕を振る動作の多いスポーツや肩を上げたりする動作の多い仕事で起こりやすい腱鞘炎となります。
ひどい場合には腱の損傷や断裂を起こすため、痛みを感じた場合は早い段階で治療を行いましょう。
≪スラップ損傷≫
関節唇という、肩甲骨にある関節窩の縁を一周する軟骨の上方におこる損傷です。
関節唇は可動域がとても広い肩関節で、上腕骨が抜けてしまわないよう安定性を保つ役割をしています。
この部位には、上腕二頭筋長頭腱が付着しており、上腕二頭筋に引っ張られることによって、関節唇が剥離や断裂をしてしまう症状です。
ボールを投げるような腕を振る動作でも起こりやすいですが、柔道やレスリングなどで腕を引っ張られた際にも起こる可能性があります。
≪ベネット損傷≫
上腕三頭筋(二の腕の筋肉)の長頭腱が付着する肩甲骨関節窩の後方が引っ張られることで変形し、骨棘が形成され、痛みが起こる症状です。
上腕三頭筋を中心に肩関節周囲の筋肉の柔軟性が向上させることが予防や症状の悪化を防ぐために大切になります。
肩関節を大きく動かす動作が多いスポーツに起こりやすくなります。
肩のスポーツ障害は、初期段階で安静にし、治療を行えば大事には至りませんが、悪化してしまうとスポーツ復帰に半年以上かかることや、手術が必要になることもあります。
特に、骨が成長途中の小学生や中学生では、成長に影響が及び、骨が変形したり、伸びなくなったりと大変な問題になることもあります。
また、大人の場合でも、治療を怠ると肩が上がらなくなることや、常に痛みがついて回る状態になりかねません。
肩関節は、人体で最も可動域が広い関節で、自由度も高く、色んな動きができます。
ですが、その自由度のために安定性が弱く、靭帯や筋肉によって支えられています。
そのため、少しの痛みでも、他の関節に比べ痛みが治まりにくい関節となっています。
少しの違和感でも放っておかず、早い段階で治療を行いましょう!
当院では、痛みが出た時の治療はもちろん、予防のためのケアやストレッチ・トレーニングなどもお伝えしております!
気になる方は、お気軽にご連絡ください。
健康体操の動画
https://youtu.be/nM1lBM5B6jY
0コメント