足趾の機能低下により起こる症状

みなさん、こんにちは!

みらい接骨院・整体院の森本です!


前回は、足趾の機能についてお伝えしましたが、今回は、その機能が低下することで起こる症状についてお伝えしていきます。

足趾の機能低下は、腰や股関節・膝関節に大きな負担を与えます。


早い段階で機能低下に気づくことが出来れば、足趾のトレーニングで改善することもできるので、自分の足の状態がどうなっているのか、ぜひチェックしてみてください!


●外反母趾

第1趾(親指)を曲げたり、外に開いたりする機能が低下することで起こります。

第1趾の中足骨頭が内側に突出し、第1趾が外側(第2趾方向)に「くの字」に曲がってしまうもの。

●内反小趾

第5趾(小指)を曲げたり、外に開いたりする機能が低下することで起こります。

第5趾の中足骨頭が外側に突出し、第5趾が内側(第4趾方向)に「くの字」に曲がってしまうもの。

外反母趾・内反小趾ともに、ヒールやパンプスなどのつま先が狭い靴やスリッパやクロックスなどのつま先を上げて歩くような靴を履いていることで起こりやすくなります。

突出した指の付け根が靴と擦れたり、第1趾や第5趾が他の指に擦れたり食い込んだりすることで痛みが出るようになります。

また、ひどい場合には、変形による関節痛や歩行障害となります。

外反母趾・内反小趾には、足趾のグーとパーのトレーニングで改善することが出来ますが、変形がひどい場合は、手術することになるため、普段から機能をチェックしておきましょう!


●浮き趾

自然と足を着いた際に、指が浮いてしまうものです。

足趾の握る力が低下することで起こり、踵・母趾球・小趾球には体重がかかりますが、足趾に体重がかからず機能しないため、バランス力の低下や踵・母趾球・小趾球にタコや魚の目ができやすくなります。

原因としては、スリッパや鼻緒のないサンダルなど、歩行時につま先を上げないと脱げてしまい歩けないようなものを履いていると起こりやすくなります。

わらじやビーチサンダルのように、鼻緒をつまんで歩くタイプや、靴のように踵があり脱げてしまわないものであれば問題ありませんが、スリッパや鼻緒のないサンダルでは、つま先を極端に上げなければ脱げてしまうため、歩行時につま先を上げながら歩く癖がついてしまい、指が浮いた状態となってしまいます。

鼻緒のあるものは同じサンダルでも、足趾を握る力がつくため、浮指や偏平足の方には機能回復の効果も見られます。


●クロートゥ(鉤爪趾)

足趾が鉤爪のように曲がってしまったもの。

●ハンマートゥ(槌趾)

足趾がZ字状に曲がってしまったもの。

クロートゥ・ハンマートゥともに、足趾を握る機能が上手く機能しないことで起こるものです。

原因としては、小さいサイズの靴を履き続けてしまうことで起こりやすくなります。

特に、子どもの足は成長が早いため、靴のサイズに気を付けてあげる必要があります。

最低でも、半年に1回は足と靴のサイズを確認して、余裕を持った靴を履かせてあげましょう!


浮き趾・クロートゥ・ハンマートゥともに、足趾の背面が靴と擦れて痛みや腫れを起こし、歩行障害となったり、中足骨部の疲労骨折を起こしたりしやすくなるため、お子さんの足も気を付けてあげましょう!


足趾の機能は、生活する上でとても大切になります。

「躓いたり、転んだりしやすい」「タコや魚の目など、足の皮膚が肥厚しやすい」「足の甲や指・踵が痛くなりやすい」という場合は、足趾の機能が低下していることがよく見られます。


早い段階で気づくことができれば、手術を行わずに改善することもできます。

大切な足を守るために、この機会に自分や家族の足をチェックしてみましょう!


次回は、足の機能を低下させないための、靴の選び方についてお伝えしていきます!

健康体操の動画

https://youtu.be/nM1lBM5B6jY

みらい接骨院・整体院

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