みなさん、こんにちは！
みらい接骨院・整体院の森本です！
今回は、産後のお悩みに多い、骨盤の歪みによるお身体の変化についてお伝えしていきます！
妊娠・出産による身体の変化に合わせて、多くのホルモンが分泌されます。
その中でも、骨盤と関係が強いものが【リラキシン】というホルモンです。
このホルモンは、生理前、妊娠３ヶ月～出産の２～３日後まで分泌されるもので、骨盤周囲の筋肉や腱・靭帯を緩めて骨盤を広げる働きがあり、生理前には赤ちゃんを授かる準備、妊娠時には赤ちゃんの成長とともに骨盤を広げ、出産時には産道を広げるように働きます。
妊娠・出産にはとても大切な効果ですが、骨盤周囲の筋肉や靭帯が緩むことは、身体にとっても大きな負担になります。
さらに、赤ちゃんの成長に伴いお腹が大きくなること、外出が少なくなり運動不足になることは、骨盤や姿勢に「歪み」が生じたり、産後の骨盤が「開いたまま」になる原因となります。
そして、この骨盤の「歪み」や「開き」は腰痛や肩こり、お尻の垂れや下半身太りなどのメジャートラブルや尿漏れや便秘、恥骨痛などのマイナートラブルの原因にもなります。
出産時の陣痛では、産道を広げるために大量の【リラキシン】が分泌され、骨盤が大きく広がりますが、産後に母乳の分泌と維持に作用する【プロラクチン】というホルモンは、出産で傷ついた身体の回復や、骨盤や体型をもとに戻す作用があり、美容にも効果があるといわれています。
この期間に、運動不足で筋力が低下していたり、骨盤が大きく歪んでいたりすると、骨盤が開いた状態から戻りにくく、余分な脂肪が骨盤の周りにつきやすくなります。
出産から数週間は赤ちゃんへの授乳時に、乳頭を刺激されることで【プロラクチン】が分泌されますが、約２ヶ月でこの分泌が減少していきます。
そのため、産後数週間は順調に体型が戻り、体重が減っていく方も多くみられますが、２ヶ月ほど経過したあたりから、なかなか思うように痩せられず、悩んでしまう方も多くなります。
産後の骨盤矯正は、体内の傷が回復してくる２ヶ月～６ヶ月が理想とされます。
産後２ヶ月は【プロラクチン】による体内の回復、産後２ヶ月からは骨盤矯正による歪みや開きを整えていく流れとなります。
６ヶ月を過ぎても、妊娠の影響が残る約１年間は、妊娠・出産で分泌された【リラキシン】の効果で骨盤周囲の筋肉や靭帯が緩んでいるため骨盤矯正の効果が期待できますが、２年以上経ってしまうと効果が出づらいため、出来る限り早めに開始することがオススメです！
また、産後１年間は、骨盤矯正の効果が期待できる反面、骨盤や姿勢がさらに歪みやすくなる期間でもあるため、ママの身体にとってはとても重要な１年となります。
赤ちゃんのお世話は身体への負担もとても大きなものになります。
骨盤の歪みや開きはその負担をさらに強め、腰痛や肩の痛みなど関節や筋肉の痛みがひどくなります。
産後の骨盤の歪みを放っておくと、２人目、３人目の妊娠中・出産後の腰痛・恥骨痛・尿漏れなどのトラブルが１人目に比べてひどくなったり、年齢を重ねることで慢性的な腰痛や関節痛を引き起こしたりなど、身体への負担が大きくなる原因にもなります。
産後の骨盤矯正で、赤ちゃんと過ごす短くて大切な時間を、幸せなものにしましょう！
健康体操の動画
https://youtu.be/nM1lBM5B6jY
0コメント