みなさん、こんにちは!
みらい接骨院・整体院の森本です!
前回は、『隠れ猫背』についてお伝えしましたが、今回はそんな猫背の人に多い症状やケガについてお伝えしていきます。
「猫背」が原因となる症状でみなさんもよく知っているものが、肩こりや首こり・腰痛や頭痛など慢性的な症状が多くあると思います。
これらの症状もとても辛く、多くの方が改善したいお悩みとして抱えているものになります。
当院にご来院くださる方も、多くの方が上記の慢性的なお悩みとなるのですが、「猫背」は年齢を重ねるほど、慢性的な症状だけではなく、生活が大きく変わってしまう症状やケガを引き起こす原因となります。
① 圧迫骨折
猫背の影響が何よりも大きくなる骨折になります。
圧迫骨折の起こりやすい場所は、下位の背骨(胸椎)から腰骨(腰椎)になります。
この部分は、本来緩やかに前湾している部分ですが、猫背になることで前湾が少なくなり真っすぐに近づいていきます。
緩やかな湾曲があることで衝撃を緩和していますが、この湾曲なくなることで衝撃を吸収できず、ほんの少しの衝撃で骨が潰れてしまいます。
もちろん、骨粗鬆症も要因となりますが、ただでさえもろくなった骨に衝撃が直接加わることで、咳やくしゃみ、椅子に座っただけなどの小さい衝撃でも骨が潰れてしまう原因は猫背にあります。
② 変形性関節症
変形性関節症は股関節と膝関節に多い症状になります。
「猫背」の姿勢は、前回お伝えしたように骨盤が後ろに倒れた状態になります。
骨盤が後ろに倒れると股関節が前に押し出され、脚が開くため「О脚」となります。
この「О脚」の状態が、本来股関節や膝関節に体重が真っすぐ乗っていたものが局部への負荷をかけ、軟骨や骨の関節面の消耗を悪化させてしまいます。
正常であれば、骨盤と大腿骨の関節面が大きく体重を全体で支えることが出来ますが、骨盤が後ろに倒れ、脚が開くことによって、接する面積が小さくなり骨盤の関節面は後側、大腿骨の関節面は前側への負担が大きくなり、股関節の前方の靭帯や筋肉は引き延ばされた状態になります。
膝関節も同じで、脚が開くことにより関節の内側に体重がかかりやすくなり、外側は靭帯や筋肉が引っ張られ続ける状態になり負担が偏ります。
どちらも、高齢の方に出やすい症状で、骨粗鬆症との関連も大きいものですが、姿勢の変化による影響も大きくなります。
特に女性は筋肉量が男性に比べて少ないため、どちらの症状も起こりやすくなります。
今は、慢性的な症状で生活にあまり影響を感じていないという方でも、徐々に負担が溜まっているため、早めの改善がオススメです。
歳を重ねても、安心して生活が送れるように、今のうちから姿勢にも気を付けて生活していきましょう!
健康体操の動画
https://youtu.be/nM1lBM5B6jY
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