猫背が引き起こす症状やケガ②

みなさん、こんにちは!

みらい接骨院・整体院の森本です!


前回は猫背によって起こす症状やケガの中でも、歳を重ねることで多くなるお悩みについてお伝えしましたが、今回は年齢が若くても起こってしまう症状についてお伝えしていきます。


≪坐骨神経痛≫

腰部、臀部で坐骨神経が圧迫されることでお尻から太ももなど、坐骨神経に沿って起こる痛みや痺れです。

背骨が曲がることによって、背骨にある脊柱管を降りていく神経を圧迫してしまう場合に症状が出やすくなります。

また、脊柱管での圧迫がなくても同様の症状が出ることがあり、それが猫背の姿勢によりお尻の筋肉が緊張することです。

坐骨神経は腰の高さで背骨から離れ、お尻の筋肉の間を通って脚に向かいます。

その際、お尻の筋肉が硬くなっていると、坐骨神経が圧迫され、脊柱管での圧迫と同様の脚やお尻の痛みや痺れが症状として出てきます。

また、骨盤が真っすぐ立っている場合は、座っていても坐骨で体重が支えられるのですが、骨盤が後傾することで坐骨が前方に移動し、体重のかかる場所がお尻の筋肉となってしまいます。

この姿勢でデスクワークをしていると、ただでさえお尻の筋肉が硬くなりやすい上に、坐骨で支えられないためお尻の筋肉に体重がかかり、そのまま坐骨神経を圧迫してしまいます。


さらに、坐骨神経痛の原因となりやすい腰骨の症状をご紹介します。


① 腰椎分離すべり症・腰椎変性すべり症

腰の骨である腰椎の後方で脊柱管を覆う椎弓部分を疲労骨折するもの。10代でスポーツをしている子どもに多いこの骨折ですが、骨折部が癒合しなかったものは姿勢の悪化や筋力の低下により腰椎が前方に転移するすべり症となることも多くあります。

また、分離症を発症していない方でも、猫背などの姿勢の崩れは高齢になると腰椎変性すべり症を起こすこともあります。

どちらのすべり症も正常な位置から腰椎がずれてしまい、腰椎の後ろを通る脊柱管が狭くなり、神経を圧迫することで下半身に痛みや痺れを引き起こします。


② 腰椎椎間板ヘルニア

腰骨である腰椎の間に挟まるクッションの役割を持っている椎間板ですが、20~40歳代の年齢層に多くみられます。スポーツや力仕事をしている方に多く、腰に強い負荷がかかった場合に椎間板内の髄核が飛び出し、脊柱管を圧迫し、下半身への痛みや痺れを引き起こします。

猫背などの姿勢は、腰椎の前湾を減少させるため、椎間板が後方に移動しやすくなります。これにより腰椎椎間板ヘルニアを引き起こしたり、悪化させる原因となります。


③ 腰部脊柱管狭窄症

上記の①②を含めた、坐骨神経を含む神経が通る脊柱管を狭くしてしまう症状の総称です。

腰椎のすべり症・椎間板ヘルニアなどの他にも、靭帯の硬化症など多くの原因がありますが、姿勢の崩れも、脊柱管を圧迫しやすくなります。

腰部の脊柱管を圧迫することで、同様に下半身の痛みや痺れを引き起こします。


今回お伝えしたものは、腰部周囲が原因となるため、もちろん症状には腰痛も伴うことが多くなります。

年齢が若くても、猫背であることはリスクが大きく、特に子どものうちは柔らかい部分に骨折が起こりやすくなること、スポーツや力仕事・デスクワークともに猫背では腰への負担が大きく、ヘルニアを起こしやすいことが挙げられます。


脊柱管狭窄症は、どれが引き金となっていても年齢を重ねることでほぼ確実に悪化していきます。

今から気を付けていくことが大切となるので、自身の姿勢について見直す時間をつくってみましょう!



健康体操の動画

https://youtu.be/nM1lBM5B6jY

みらい接骨院・整体院

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