妊娠・出産を終え、これから赤ちゃんのお世話が始まるというこの大切な時期ですが、
ママさんのお身体にとっても大切な時期になります。
まず、産後のママさんにとって何より大切なことは、『安静にすること』です!
出産後、8週目(2ヶ月)までの間を産褥期といい、妊娠前の身体の状態に戻るまでの期間のことを指します。
この時期は
● 出産によって傷ついた身体を癒していくこと
● 育児をするための生活リズムに馴染んでいくこと
が必要になります。
この時期に無理をしてしまうと、傷の治りが遅くなり、痛みや不安定感などの症状が残りやすくなります。
それでは産後(産褥期)の過ごし方について
簡単に見ていきましょう!
産後1週目
赤ちゃんのお世話や身の回りのこと以外は、横になって休むことが大切になります。
いつでも横になれるように、布団やベッドはそのままにして置いておき、極力安静にして過ごしましょう。
産後2週目
夜中の授乳などで疲れがたまりやすくなる頃。
この時期までは、家事はなるべく家族に任せて、身体を休めることを優先しましょう。
産後3週目
体調が良ければ、簡単な家事が行えるようになります。
ただし、疲れを感じたらすぐに休めるようにしておくことが大切です。
長時間の立ち仕事は避け、短時間で済む家事を少しずつ行っていきましょう。
産後4週目
普通の家事ができるようになってきます。
寝不足を補うために赤ちゃんと一緒にお昼寝をするなど、身体を休めながら家事を行いましょう。
また、1ヶ月健診で許可がでれば、散歩など短時間の外出や入浴が可能になります。
産後5週目
普段通りの生活が少しずつできるようになってきます。
ただし、夜間の授乳による疲れが残りやすいこと、子宮もまだ回復途中なことから、激しい運動は避けて体調を最優先に生活を送りましょう。
産後6~8週目
身体が妊娠前の元の状態に戻ってくる頃です。
外出やストレッチなどの軽い運動ができるようになります。
また、医師からの診断があれば職場復帰も可能となりますが、本来は8週目からになりますので、無理のないようにしましょう。
産後の過ごし方で、その後身体に不調が出やすくなる場合や、なかなか治らない痛みにまでなってしまうこともあります。
家にいるのに何もしていないという想いで、家事を頑張ってしまう人もいますが、まずは身体を元通りに戻し、普通の生活が送れることを目標にしましょう。
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